Dell Inspiron 14インチ 5000 (5405) を買ってみたのでレビューします。主に外観、分解、BIOS、再インストールなどハードウェアのことについて書きます。
今回本体はお値段5万円と少しでした。プラスして保証に入っているのでもう少し高いです。
まずは外観ですが下記のサイトが詳しいです。だいたいthe比較とデルの仕様を見れば私が語ることはありません。
吸気用に少し浮きます。コレが意味があるのかと言われると実はヒートパイプが貧弱なせいで静音には寄与しません。それをわかっていたのか5415ではヒートパイプの強化がされています。
吸気排気が2箇所にあります。画面の外側ならもう少し静かになったのですが設定を変えればファンは回らないので気になりません。
カメラはプライバシーシャッターはありませんがBIOSでオフにできます。後で紹介します。
キーボードはLED付きです。LEDをつけると見えなくなります。つけなければ見えるので問題ないでしょう。
誰もが嫌う変なキーボードですが実は使ってみるとそうでもありません。隣接するキーの間には深く溝が掘ってあるのでキーボードを見ずに打つとうち間違えることはまずありません。Ctrlが右側にあるのも好感度が高いです。私が気に入らないのはpg upとpg dnが邪魔なことくらいです。最新モデル(5415)は反省して変えています。
指紋認証ありの場合は3000円追加になりました。指紋認証は反応は少し悪いですが神経質になる必要はありません。たまに失敗する程度です。なんどか指を登録すればうまくいくようになります。
タッチパッドの設定の詳細は後で書きますが上の方はクリックすることはできません。最新のmacであればできますが私が使っていた古いモデルでは同じなので問題ないです。タップの反応やカーソル移動などは全て満足の行くレベルです。ガラスだったら滑りがよくもっと良かったでしょう。
LANケーブル端子が無いのでこのようにUSBアダプターを使う必要があります。macからの習慣なので私はあまり気にしません。当然無線があるからです。
重さは1.35kgです。ギリギリ持ち運べます。以前使っていたmacと同じ程度なのでいいでしょう。使えるレベルのものは1.2kg前後なのでそれと比べると特段重たいわけでもなく満足行くレベルです。
充電中のLEDはここにあります。白なので派手ではありません。プラグにも何もありませんが、充電器側には緑のLEDがあります。
Macbook air 13インチ 2012との比較
実は外観はよく似ていて縦幅が小さくなっています。ベゼルが薄いのでその分モニタが大きいだけです。トップパネルはメタルですが裏側はプラなので簡単に傷が付きます。
タッチパッドは特に重要です。縦幅が少し小さくなっていますが操作には十分です。最新のMacbook airは特に大きくなっています。
分解
ここからが本番です。ネジを外します。上側の左右隅のネジは外れません。フタにくっついています。
いつものプラスチックの分解ツールを使います。ググってください。
ということで分解完了です。
外側はプラスチックのツールで外すことができます。注意が必要なのは内側にも爪があります。コレを壊さないようにしないといけません。この部分を押さえつけながら開くとたぶん割れません。
全体はこんな感じです。メモリとSSDと無線は交換できそうです。スピーカー側にSSDの追加はスピーカーを外したり削ったりしないと無理です。15インチのモデル用です。5415では端子が省かれています。
交換
今回はSSDとメモリを交換します。

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ネジを外してネジの台をずらせば終わりです。
2個目のM.2 端子が使えないというのはこういうことです。削ってまで使いたい人はまずいないでしょう。
メモリはキングストンでした。3200MHzです。片面実装でした。
同じモデルではないですが今回はPatriotにしました。
何か色々怪しさがあります。
パッケージはアマゾンでのレビューで指摘の通り、アリフォルニアからのお届けです。
動いたので見なかったことにします。
BIOS
ということで今度はBIOSです。こういう重箱の隅をつつくのが好きです。ファンクションキーはfnキーを押さなくてもメディアキーに変更することができます。問題なのは余計なキーもそうなってしまうので使い勝手が悪いです。プリントスクリーンキーなどもすべてF1-F12キーを置き換えてしまいます。実はレノボの場合はうまくできていて不要なプリントスクリーンキーなどは置き換えない設定になっています。
BIOSを見て分かる通りTPMに対応しています。bitlockerがhomeでも標準で一部の機能が使えるので便利です。完全にセキュアにするにはProにする必要があります。有効なシリアルキーをすでに持っていれば購入時にPro選択しなくても後からProにできます。BIOSでロックをした場合実はメーカーで解除ができるのでセキュリティはざるです。Proではブート前にパスワードを入力する設定ができます。
インストール
分解より先に書けと言われるとご指摘の通りなのですが、新規NVMeにOSをインストールする場合は初期のドライブで回復ドライブを作成するといいです。その機能を使って復元をすると実は1TBめいっぱい復元されます。
なぜDell OS Recovery ToolまたはDell SupportAssist OS Recoveryを使わないのかと言うとこれをつかって再インストールを行うと別のSSDでは工場出荷時状態の復元が使えなくなるからです。また、インストールされるOSがどうも英語版でアプリも入っていなくて完全な買った瞬間の状態に復元できませんでした。
回復ドライブから復元したものからであれば工場出荷時状態の復元が可能です。
最後に
モニタは最近流行りの3:2のほうが縦が増えてタッチパッドの縦のサイズも取ることができるのでそのほうが良かったのですがMacbook Air 2020 M1と比べると倍の価格差があるので贅沢は言わないことにします。もし10万円前後でパソコンを探しているのならバッテリーがよく持つApple SiliconのMacをおすすめします。
今回はハードウェアを中心に書きました。OSやソフトウェア、ファンコントロールの話は写真が多く記事が長くなったので次回にします。